ふらいぱんじいさん
母が読書家だった影響で、絵本の思い出がいっぱいあります。
最初の記憶は幼稚園生。毎月定期購入してもらっていたキンダーブックを受け取る日は嬉しかったな。バスを待つ間にワクワクして大事に読んでいました。
休日、街に自転車で買い物に出た帰りや、何かを頑張ったご褒美には本屋へ寄ったな。お出かけの記憶には本屋さんがいつもあります。
風邪をひいて寝ていると枕元に本があり、早く元気になって読みたいと思ったものです。
中でも大好きだったのが『ふらいぱんじいさん』
新しいフライパンの出現により、大好きな目玉焼きを焼かせてもらえなくなり、旅に出ます。
ジャングルで色々な動物に出会い、時にはからかわれたりと大変な思いもしますが大冒険の最後には第二の居場所を見つけることができます。
実家の引越しや実家終い、プラス私の数回の引越しという私の人生の大冒険をも乗り越えて手元に残っている大切な絵本です。
お話はもちろん、ビビットな色で描かれた、生き生きとした絵も大好きでした。
ところが、こんなに大切な絵本の題名が、実はちょっぴりあやふやになり、『フライパンおじいさん』だっけ?と思ってしまいました・・老化を感じるエピソードです。
随分と色褪せてしまいましたが、今回懐かしく思い出したのをきっかけに、持っていると素敵かなという理由だけで大人になってから購入したのにほんの数ページしか読んでいない『星の王子さま』の隣にそっと飾りました。